ウクレレを弾いたり、ピアノを弾いたり、こどもたちが楽しく練習できるようにウクレレチャレンジシート・ピアノチャレンジシートなるものを作って印刷した。
日付と練習した項目を書いて、ハンコを押すスタイル。
お世話になっている楽器屋さんから子供用のレッスンハンコをいただいたり、木村さんの知り合いの方が可愛い消しゴムハンコを作ってくださったりした。
日付を書いてハンコを押す。
自分のチャレンジシートを色画用紙に貼って、専用のファイルを作った。
みんな表紙にウクレレの絵を書いたり、ピアノの絵を書いたりとても楽しんだ。
こどもって本当に可愛い。
ピアノやウクレレの練習も一生懸命だけれど、色画用紙にウクレレを描くのも必死で目の前のウクレレをじーっと見つめてイッキに描く。
どれひとつとして同じウクレレは無い。
個性がキラリ。
画風もそれぞれ、奏でる音もそれぞれ。
力が入って大きな音だけと響かない。
指にいくら力を入れても弦を押えていなければ弦は響かない。
「鳴ってないね…」
「そう!その音!」
指1本のコードCでもウクレレを支える掌の一部が弦に当たってしまい音は響かない。
そこで持ち方を変えて弾いてみる。
綺麗に響く。
1本いっぽんの弦の響きを確認してみせる。
するとその子は音響き方の違いに気づく。
違うコードを練習する。
ポンポンと変な音が鳴る。
笑いながらもう一度指を押え直す。
まだポンポン変な音がする。
今度は自分で1本いっぽん弦を鳴らしてどこが響いていないか確認し始める。
こどもって凄い!
大人の真似をしてみる。
そして正解を自分で見つけだす。
「綺麗に響いた時にどんな押さえ方をさしているか覚えておいてね」
わたしは初めて綺麗な和音を奏でたこどもに言っている。
小さな成功を体験できた子は自信を持つ。
今は鳴らなくてもいつか鳴る。
こどもたちのチャレンジシートにハンコが増える!
ポロンポロン~♪ ポロンポロン~♪
ウクレレの音が響く放課後児童クラブでわたしは支援員として働いている。
天埜めぐみ
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