目標がないと進まない現実もある(音modachi)

音modachi

夏祭りの演奏会という目標に向かって練習を重ねた子供達が今、目標を見失いウクレレから離れてしまった子もいる。

その反対に目標に向かってコツコツ練習してきたことが当たり前になって、「ただいま~!」と帰ってきて手を洗っておやつを食べてウクレレを抱いている子もいる。

ウクレレを買ってもらった子はお迎えの時に私がチューニングする様子を動画を撮って帰り家で自分で挑戦する子もいる。

嬉しいことに今週も「先生!ウクレレ買ってもらった~♪」という子が居た。

ウクレレを寄贈していただいた時のわたしの「誰も弾かなかったらどうしよう」という心配は全く無くて、誰かが必ず時間を見つけて弾いている。

ただ、演奏会という目標が無くなってしまい、何を練習したらいいのか?という子がいるのも現実で、そういう子は演奏会に出るために○○を練習していて、演奏会が終わったらもうウクレレを触らない。

じゃあ、秋の演奏会を企画する?というのは違うと思う。

ウクレレは演奏会のために弾くものではない。

演奏会でお友達がウクレレを弾いているのを見て、ウクレレを始めた子もいる。

放課後児童クラブの中で一番大切なことは保護者のお迎えまでの時間、児童が楽しく過ごせることだと思う。

仲良しのお友達がいるとその子と遊ぶ時間はウクレレを弾きたくても弾けないというお友達関係もある。

そういう子はお友達が帰ったあとにタップリウクレレと向き合っている。

3年生にもなると下校時間も遅く、宿題も多く、友達付き合いもしなくてはならず、ウクレレを弾きたくても弾けないのが垣間見える。

宿題を済ませて、お友達付き合いもして、やっとウクレレを持ったと思ったらお迎えが来るというパターンもある。

たまたまウクレレ好きが集まって遊んでいる時は楽譜のファイルをふたりで見て、ページをめくってコードの練習から順に難易度の高い曲に向かって練習している姿もみかける。実に微笑ましい!

そんな中、少しウクレレから遠ざかってしまった子に届くように新しい風を吹かせることにした!

わたし自身、独学ではあるけど、いろんなジャンルに挑戦して苦しんでいる現実、はじめて楽しい!と思い朝も夜も時間があればウクレレを持って練習している曲をこども達と一緒に楽しむことにした!

教えるという体裁で自分も練習できるという素晴らしい企画!

その曲は「クレイジーG」

ウクレレ界でのねこふんじゃったと呼ばれているらしい楽しい曲♪

自分の曲をつくりたい子は歌詞を考えて一緒に曲を作り、「クレイジーG」にチャレンジする子は一緒に練習しよう!

放課後児童クラブで過ごす時間のなかでウクレレに触れる時間を大切にしたいと思う。

天埜めぐみ

コメント

タイトルとURLをコピーしました