夏休みが終わった。
長いようで短かった。
大きな事故もなく、大勢の児童を少数の支援員でよく見守った。
放課後児童クラブではウクレレの演奏会を終えて、ウクレレが注目されている。
今まで全く見向きもしなかった3年生女子がウクレレテーブルに引き寄せられていて、どこからどう見てもウクレレが気になっているけど、手が伸びない。
彼女の仲良しのお友達はピアノも弾きたいし、ウクレレも弾きたくて、両方練習している。
その時はそのお友達が「大きな古時計」の練習をしていた。
「○○ちゃんも練習したらいいのにー」とそのお友達が言ったら「だってわからないもーん」と返事。
「弾けるようになると楽しいよ!」と誘っている。
そこで、
「やってみたらいいやん!教えてあげるよ!」と助け舟を出した。
すると
「だってわからないもん」と言いながら照れくさそうにウクレレに手が伸びた。
彼女はいきなり「ルージュの伝言」の練習を始めた。
C とAmの繰り返しで歌い始めることが出来るから入門編としては本当に楽しい曲だと思う。
3年生にもなると手が少し大きくなるのですぐにF やG7も鳴る。
夏祭りの演奏会で1年生から3年生までがそれぞれ楽しそうに弾き語っている姿を観て、自分も弾いてみたいと思ってくれたのかなと思うとこのチャンスは逃したくないと思う。
新しい仲間が増えた、そして先生になる児童がもう育っている。
そこにわたしの出番は無い!
この後、彼女達はウクレレテーブルで楽しそうに時を過ごしていた。
そこにはアルバイトの大学生先生も仲間入りしていた。
広がれ広がれウクレレの輪♪
夏休みも終わり二学期が始まる。
天埜めぐみ
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